スイスが仲介役に名乗り

政治・国際情勢
09 /11 2017
スイスがアメリカと北朝鮮の仲介役に名乗りをあげた。

北朝鮮は建国記念日の9月9日には動かなかった。

だが9月3日の核実験を受けて、アメリカが先制攻撃を開始するのではとの見方が出ていた。

しかし、ここに来て対話のチャンスが改めて浮上している。

スイスのロイトハルト大統領は4日に行った記者会見で「対話のときがきている」とし、仲介役を担う用意を表明した。

なお、同氏は「制裁を強化しても多くは変わらない」「国際社会は北朝鮮の6回目の核実験に過剰反応すべきではない」との認識も示している。

さらに「危機打開は今後数週間、米国と中国がどう行動するかにかかっている」としている。

現時点ではEU諸国は概ね制裁強化に傾いていて、ヨーロッパの国としてはスイスとスウェーデンがともに秘密交渉への意欲を見せている。

この動きには中国が歓迎の意向を示している。

またスイスのロイトハルト大統領の発言を受けてのことなのかは分からないが、10日にはチェ・ガンイル北米局副局長など北朝鮮外務省の幹部がスイス入りした。

名目的には北東アジアの安全保障について話し合われる官民共催のセミナーへの参加ですが、現地でアメリカ側の担当者と非公式に接触するらしい。

中立国のスイスは1994年、クリントン米政権下で「米朝枠組み合意」が成立した舞台であるほか、金正恩朝鮮労働党委員長がかつて留学していたこともある。

スイスと北朝鮮の付き合いは長く、1974年に国交を樹立している。

しかし両国の関わりは、朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた1953年にさかのぼる。

スイス政府は非武装の軍人を「中立国監視委員会」に派遣した。

以来、軍事境界線での監視任務についてきた。

このようなことから実は北朝鮮が胸襟を開いて付き合える少ない国の一つだった。

このたびのスイスの仲介は北朝鮮にとっては最後のチャンスかも知れない。

しかし、それでも楽観的になれないのは、アメリカと北朝鮮の意見が今のところ相反していてお互いに譲る気配がないからだ。

駐ジュネーブ国際機関代表部・韓大成(ハン・デソン)大使は「米国は我が国からさらなるプレゼントを受け取ることになるだろう。北朝鮮に圧力を掛けようとして無謀な挑発や無益な試みを続けるのであれば」と9月5日にスイスのジュネーブで開かれていた軍縮会議の場でアメリカを挑発して見せた。

この対話のチャンスをものにすることが出来なかった場合、アメリカの北朝鮮への先制攻撃は確実に数日のうちに行われるだろう。

多分、トランプ大統領が言うレッドラインはとっくに越えているはずなのです。


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