アメリカの意図はどこにあるか

政治・国際情勢
09 /13 2017
先日決議された北朝鮮への追加制裁決議案は中ロにアメリカが譲歩する形で決着した。

内容的にはかなり骨抜きになった印象が強いが、それでも北朝鮮は決議を拒否し反発してアメリカを挑発してみせた。

改めて原案と決議された内容を見てみた。

そしてアメリカの意図がどこにあるのか考えた。

原案にはかなり厳しい内容が見て取れるが、同時に6カ国協議を尊重する姿勢もある。

そこには朝鮮半島の非核化とともに、米国および北朝鮮は相互の主権を尊重し平和に共存すること、経済協力を推進することなどがうたわれている。

この点はアメリカが国連という場で二枚舌を使っている印象もあるが、本音も見え隠れする。

アメリカは北朝鮮に対して「核とミサイルにそんなに血眼になって執心するのは止めて、人民を大切にする普通の国になってくれ」と言いたいわけだ。

またアメリカが北朝鮮の核を嫌がる理由は、アメリカ自身が狙われるからとか東アジアが不安定化するとかそんなコトもあるが、もっと言うと北朝鮮が開発した核とミサイルがやがては中東諸国とかテロ組織の手の渡る可能性があるので慮っているのだ。

この点は先進国(特にヨーロッパの国々)は総じて同じ思いを抱いているはずです。

旧ソ連が崩壊した時に核の拡散を止めるのにどんなに苦労したか、多分関係者は思い出すのも嫌なはずなので…

アメリカの特殊部隊の隊員などは世界中の空港とか港とか情報が入ったら即座に現地に飛んで確認するとか、てんてこ舞いの日々だったはずです。

今もイランとかパキスタンとか核とミサイルの技術を持ってしまった危険な国はあるが、なんとか監視することが出来ているはずなのですが、これらの国に加えて北朝鮮まで核保有国になってしまったら、対処するのはかなり困難になってしまう。

この点はアメリカと中国、ロシアの温度差がある問題でもある。

アメリカはもう自分たちが世界を手中に治めている訳ではないと分かっているし、自国のことでいっぱいいっぱいなので、そんな苦労は背負いたくない。

ましてテロリストがこれからも世界中に広がっていくかも知れない状況にあって、自国が世界中から狙われるリスクがあるのに、北朝鮮が核兵器やミサイルを武器商人の闇のマーケットに垂れ流す可能性を黙って見ていることは出来ないだろう。

そう考えると、アメリカは核とミサイルが拡散せず管理出来るなら北朝鮮の核とミサイルを容認してしまう可能性もあります。

先ほど人道的な観点で北朝鮮の現状を認めていない点を書きましたが、アメリカだって人道的に酷いことは歴史上たくさんやっているし、今までアメリカは非人道的な独裁政権でも政治的に利があるときは手を結んできた。

だから北朝鮮と手打ちをして核保有を認めてしまう可能性もまだあります。

ただ、そうなると日本はどうするべきかって話になります。

トランプ大統領は以前から日本の核保有を容認するかのような発言をしています。

これはトランプ氏の考えであって、アメリカって国がもろ手を挙げて日本の核保有を認めるかって言ったらそれは無いでしょうけど。

そして日本人自身が核を持つなんてことは容認しないでしょうが、ではどうするのかって話です。

韓国でも最近、核保有の是非が論じられています。

北朝鮮が次はどんな動きに出るのか分かりませんが、アメリカの動きもどうなるか分かりません。

そしてアメリカはひょっとすると北朝鮮が暴発するのを待っているのかも知れないです。

北朝鮮は自分自身の死活問題なので挑発はするけどギリギリを狙ってくる。

しかしそうするとアメリカはもっと制裁を厳しくする。

そして北朝鮮が内部から崩れるのを待つか、あるいは我慢できず暴発するのを待つ。

この繰り返しかも知れないのです。

最近、アメリカは北朝鮮問題を利用しているのでは?なんて疑問も感じてしまっています。

中国やロシアが北朝鮮を必要だと考えるのは分かるけど、アメリカがどうして?ってちょっと戸惑っています。

年内は何が起こるか分かりません。

ジュネーブでアメリカと北朝鮮の非公式な接触があったみたいですが、その結果がどうだったんですかね。


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